今回のコラムのテーマは、『眼精疲労（疲れ目）』についてです。
執筆担当をさせて頂きます、ひかり薬局国府店でございます。
さて、眼精疲労とは？という事で、
眼精疲労とは、目の霞み、まぶしさ、充血などの目の症状の他に、肩こりや頭痛などの全身の症状が出現し、休息や睡眠を十分とっても回復しえない状態を言います。
ドライアイ（目の乾燥）も同時に発症していることも多々あります。
【原因】
①度の合わない眼鏡の使用や初期の老眼、白内障や緑内障などに起因することもありますが、最近はスマートフォンやゲーム機の長時間利用やVDT症候群によるものも増えています。
※VDT症候群とは、パソコンなどのディスプレイやキーボードのVDT 機器（Visual Display Terminals）を長時間連続して使用することによって、身体的疲労などの自覚症状がみられることです。
②目だけでなく、身体の疲労や寝不足、ストレスなどが原因になっていることもあります。
【治療】
①明確な原因がある場合は、その改善（度の合う眼鏡の作成、目の病気の治療）を行います。原因が不明な場合は、生活習慣の改善（睡眠時間を増やす、電子機器の使用時に適度な休憩をはさむ等）
を行います。
②眼精疲労の特効薬はありませんが、よく使用される薬は、『シアノコバラミン点眼薬（サンコバ点眼薬）』や『メコバラミン錠（メチコバール錠）』などのビタミン剤があります。
ドライアイの薬を一緒に使用することもあります。
【まとめ】
眼精疲労は、現在の情報化社会とは切っても切れない関係にあり、患者様の数は年々増加傾向にあります。
パソコンやスマートフォンも勉学や生活に必要不可欠なものではありますが、適度な休憩をとりながら、頑張りすぎず、賢く付き合っていきたい病気です。
当院は、門前のクリニックが眼科という事もあり、今回のテーマ「眼精疲労（疲れ目）」にさせて頂きました。
最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。
執筆：ひかり薬局国府店
