今回、コラムの担当をさせて頂きます、香川県にございます、かさだ薬局です。
今回のテーマは、「インフルエンザ」についてです。
今年のインフルエンザは、流行が早い傾向があります。すでに全国的に8月頃から流行入りし、１０月には流行注意報となっております。
今後患者様が増え続ければ、流行警報が発令される恐れがあります。
（流行入り：１定点医療機関あたり１人。流行注意報：１定点医療機関あたり１０人。流行警報：１定点医療機関あたり３０人）
インフルエンザの感染予防対策として
（かからないために）
①こまめに手洗いをしましょう。
②人混みに行く際は、マスクなどで感染対策をしましょう。
③十分な休養とバランスのとれた栄養をとりましょう。
④室内の湿度を適切（５０％～６０％）に保ち、乾燥に気をつけましょう。部屋の換気をこころがけましょう。
（人にうつさないようにするために）
①咳やくしゃみのある時は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りから顔を背け１～２ｍ離れましょう。
②使用後のティッシュは、蓋つきのごみ箱にすぐに捨てましょう。
③口や鼻を押さえたら手や腕は、よく洗いましょう。
特に高齢者や乳幼児、基礎疾患のある方などは、重症化しやすいと言われていますので気を付けましょう。
インフルエンザウィルス以外でも、風邪ウィルスやコロナウィルスも同様の感染対策となります。
（インフルエンザ治療薬のお話）
インフルエンザ治療薬で、良く使われるのは、①タミフル・ゾフルーザ ②イナビル・リレンザなどがあります。
①は内服薬です。タミフルは５日間の服用。ゾフルーザは１回のみの服用で効果が得られます。
②は吸入薬です。リレンザは５日間の吸入。イナビルは、１回のみの吸入で効果が得られます。
治療薬の使用により症状が改善してもタミフル、リレンザは５日間の服用又は吸入を続けることが大事です。
さらに症状が改善しても身体の中にウィルスはいるので、他の人にうつさないようマスクなどの感染対策を心掛けましょう！
みなさま、今年も残すところあとわずかとなりました。年末年始に風邪などで寝込まないよう気を付けてください。
最後まで御覧頂きまして、誠にありがとうございました。
執筆担当：かさだ薬局
