皆様、いつも当薬局コラムを拝読頂きまして、ありがとうございます。
今回、コラムを担当させて頂きます徳島県阿南市にございます、きりん調剤薬局羽ノ浦店です。
今年は、一気に気温が低下、空気の乾燥がきになる季節になりました。
この時期に気をつけたいのが、「インフルエンザ」や「コロナ」などの感染症です。
毎年のように流行していますが、日常生活の中でのちょっとした工夫で、感染のリスクを減らすことができます。

1.基本の「手洗い・うがい」を丁寧に
手には目に見えないウィルスや雑菌がたくさんついています。
外出から帰ったら、石けんを使って30秒以上の手洗いを意識しましょう。
うがいも「口をすすぐ→喉の奥までうがいする」を2段階で行うことがより効果的です。
2.マスクで飛沫をブロック
インフルエンザ・コロナウィルスは、「飛沫感染」が主な感染経路です。
人混みの多い場所や公共交通機関を利用する際は、マスクの着用を忘れずに。
鼻と口をしっかり覆い、すき間ができないようにつけるのがポイントです。
3.室内の「加湿・換気」を忘れずに
ウィルスは感染した環境を望みます。
加湿器などで湿度を50~60%程度に保つと感染しにくくなります。
また、定期的な換気も大切です。1~2時間に1回、5分程度の換気を目安にしましょう。
4.栄養と睡眠で「免疫力アップ」
バランスの良い食事と十分な睡眠は、体の抵抗力を高めます。
特にビタミンC(野菜や果物)やたんぱく質(肉・魚・卵など)を意識して摂ると◎です。
疲れをためないことも感染予防に繋がります。
5.ワクチンの予防接種を検討しましょう
予防接種を受けることで、感染しても重症化を防ぐことができます。
特に高齢者・持病のある方・妊婦さん・小さなお子様は、早めの接種がおすすめです。
接種時期や予約については、薬局や医療機関にお気軽にご相談下さい。
6.受診と薬の服用について
悪寒・高熱・咳などの症状が出た場合は、なるべく早く病院・クリニックを受診しましょう。
インフルエンザ・コロナに対して効果のある薬が処方される場合があります。
良く効くお薬なので早ければ、その日のうちに熱が下がったりと劇的に効果が出る場合がありますが、
正しい飲み方を守らないと効果が十分に得られなかったり、副作用がでることもありますので、
薬剤師に確認ください。
※特に「自己判断で中止しない」ことが大切です。熱が下がっても、ウィルスは体内に残っていることがありますので、
医師・薬剤師の指示通り最後まで服用してください。
★薬剤師からひとこと★
感染症の流行期は、ちょっとした体調変化が気になる季節でもあります。
「喉が痛い」「熱っぽい」「咳が続く」などの症状がでたら、無理をせず早めに受診を。
薬局では、体調相談や市販薬の選び方などもお手伝いしています。お気軽にご相談下さい。
最後までご拝読頂きまして、ありがとうございました。

執筆担当:きりん調剤薬局羽ノ浦店